
これから投資を始めたいけど何を買ったらいいかわからないという人は多いのではないかと思います。僕が投資を始めた時もまったく同じ気持ちだったのを覚えています。
さらに日本の株さえ買ったことがないのに、アメリカの株を買うなんて英語も分からないしハードル高いなぁと思うのは当たり前の話です。
実際日本の個人投資家で海外の株式に投資を行っている人の割合は、2019年度の調査で10%以下となっています。(引用:日本証券業協会)それだけ海外株式への投資をしている人が少ないといえます。
ではなぜ割合の少ない海外の投資を推奨するかというのは以下細かく述べていきます。
ティッカーシンボル:VOO(バンガード・S&P500ETF)とは米国投資会社バンガードが運用するETFのことを指します。米国のバンガード社といえば世界最高峰の投資資金の集まる米国では非常に有名な会社です。これを聞いただけでも少し安心感が湧きませんか?
ではどのような銘柄なのかみていきましょう。

ティッカーシンボル??
VOOにS&P500ETF…難しい言葉が並ぶね~~~
難しい言葉だろうが覚えないとだめだ!
基本中の基本だからな。

- ティッカーシンボルとは、企業やETFに割り当てられた個別のコードのことです。
日本では各銘柄に証券コード(銘柄コード)とよばれる個別の番号がついていますが、アメリカではそれにかわりティッカーシンボルとよばれるアルファベットの個別表記が用いられています。 - S&P500とはアメリカの上場企業で代表的な500社の値動きをS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が公表するアメリカでは代表的な指標の1つです。
- ETF(Exchange Traded Funds)とは、日本語では上場投資信託という、特定の指数と同じような値動きをすることを目標とし運用されている企業をとりまとめた株式パックのことです。
VOOとは?

名称 | バンガード S&P500 ETF |
運用会社 | バンガード |
分配金利回り | 1.30% |
分配金回数 | 4回(3月,6月,9月,12月) |
信託報酬(経費率) | 0.03% |
5年間トータルリターン | 17.40% |
順位 | 組入上位銘柄 | 比率 |
1 | アップル | 5.92% |
2 | マイクロソフト | 5.62% |
3 | アマゾン | 4.06% |
4 | 2.29% | |
5 | 2.02% |
運用をしている会社は、世界のバンガード社です。
分配金利回りはもっと高いETFもたくさんありますが、圧倒的にひくい信託報酬で人気のETFとなります。
皆さんもご存じの世界時価総額No.1のアップル(ティッカー:AAPL)やインターネット検索の王様Google(ティッカー:GOOGL)などの500社からなります。
- 5年トータルリターンとは、5年間で得られた配当金と値上がり益を含んだ金額です。
- 信託報酬(経費率)は後述してます。
VOOがおすすめなポイントとは
VOOがおすすめな理由は下記のポイントがあげられます。
- 常に右肩上がりの過去実績
- 圧倒的に安い信託報酬
- 500社への分散投資でリスク分散もバッチリ
1つ1つ見ていきましょう。
常に右肩上がりの過去実績

過去10年間の値動きを示したグラフとなります、10年間で約4倍に上昇しています。
途中値下がりする場面ももちろんありましたが2020年3月~4月にかけてのコロナウィルス蔓延による下落を含んだとしてもここまでの運用実績は常に右肩上がりを続けていることが分かります。
次に安い信託報酬について解説します。
圧倒的に安い信託報酬
圧倒的に安い信託報酬とは、そのETFを所有しているだけでとられてしまう運用会社の手数料いわゆる取り分です。
この0.03%が安いのかというと2021年7月28日現在SBI証券の米国ETF保有人数ランキング上位10銘柄の平均信託報酬は0.075%(MAX0.2%・MINI0.02%)という数値です。
最も高い信託報酬をとるETFと比べるとほぼ10倍近い差があることが分かります。
また日本のETFはどうかというとこれも同日のモーニングスター公表のETF出来高金額上位10銘柄の信託報酬平均は0.2044%と米国ETFの信託報酬がかなり安いということがご理解いただけると思います。
500社への分散投資でリスクも分散

投資をする際は分散投資をすることによりリスクを減らしていくというのが一般的な考え方となります。
VOOはS&P500指数に連動する投資成果を目指すETFです、そのため米国の大型株500社へ分散投資をしているため、1社ごとの影響が値動きに反映しにくいのが特徴です。
1社の数字で大きく値が上がることもないですし、下がることもないというで個別の株式を購入するよりリスクが少ないといえる訳です。
VOO投資にデメリットはないの?
ここまで述べてきたVOOにもデメリットは、あります。
- 割高な一株あたりの購入金額
- 分配金利回りが低い
割高な一株あたりの購入金額
2021年7月現在の価格が403ドルと1株あたりの単価が割高であるということです。1ドル110円前後として計算をした場合だいたい44,000円必要になります。
これはアメリカのETFでは割高な金額となります。毎月投資をしたいと考えた場合月の投資予算が5万円だった場合はこちらのVOOで大半を占めてしまうことになりますね…
分配利回りが低い
アメリカのETFでは高配当とよばれる、分配金利回りが2%~4%にもなる同じS&P500に連動するETFがいくつか存在します。
分配金も欲しいよという人には少しもの足りない分配金利回りになっています。ただしVOOはその分配金の差額大きくをこえる基準価格の値動きによるリターンが魅力です。
VOOがおすすめなわけ まとめ
ではまとめていきましょう、ティッカーシンボル:VOO がおすすめな理由は
VOOがおすすめな理由まとめ
- ここまで常に右肩上がりの過去実績
- 圧倒的に安い信託報酬額
- 500社への投資でリスク分散もできている
- 購入するための単価が高めであるのはネックとなる
- 分配金利回りが高配当ETFに比べて高め
ということがわかりました。実際5年前にVOOへ100万円を投資をしていた場合は、1,174,000円となっています。
まーそんなもんかという意見が聞こえてきそうですが複利の力は絶大です。ぜひこんな関連記事も読んでみてください。
投資は初めの一歩が踏み出せるか、踏み出せないかが大きな分かれ道になると思います。
早いうちに投資を始められればそれだけお金がお金を生んでくれる、それが資産運用だと思います。
ぜひ一歩を踏み出しましょう。